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2006年3月25日

3月歌舞伎座

今月の歌舞伎座は、9日に昼の部(除く吉野山)、23日に夜の部を観劇。23日は、歌舞伎チャンネルのカメラが入っていたようだ。9日の昼の部は寝不足で見たのと、隣りに座ったおっちゃん、いえ、おじ様が狭い3F席でごそごそ頻繁に動くので、こちらもなんだか落ち着かない気分。昼の部は、見てからすでに2週間以上経ってしまっているので、おおかた忘却の彼方。

・『吉例壽曽我』

近江小藤太と八幡三郎の石段の立ち回りの後のがんどう返しから富士山の風景に代わり、工藤、五郎、十郎達がせり上がって勢揃い。

近江小藤太と八幡三郎の裃の紋の代わりに名字が、前だけでなく背紋にも入っていたのがなんとなく気になっている。筋書の写真を見ると着物のは普通の紋が入っている。歌舞伎の衣装は意匠を凝らしているというイメージが強いので、二人のこの衣装は不思議。なにか意味があるのでしょうか。夜寝られないほどではないが、なんとなく気になる...。

・『道明寺』

道明寺は、寝不足もあってか、ところどころ意識を失ったので、写真入りの筋書を見て、そういえばこんな場面もあったと思い出す始末。仁左衛門のノーブルな雰囲気は素敵だとは思うが、わたしとしても、もっと人間くさいお役の方が好き。

<夜の部>

・『近頃河原の達引』

一番印象に残っているのは、与次郎がお初徳兵衛の唄を歌いながら猿回しを見せる場面。我當さんの伸びやかな艶のあるお声とお猿さんの可愛らしい動き。本当によいお声でもうちょっと聞いていたかったくらい。気の良い人の良いお兄ちゃんにしみじみした。 

幕が開いてすぐに中央に團蔵の官左衛門が床几に腰を下ろしている。話の筋では悪いヤツなのだが、ただ座っている姿は、伝兵衛さんよりもずぅ~っと男前。断然、官左衛門の方が良いのに。って、話が違っちゃうって。(笑)

・『二人椀久』

去年の2月に仁左衛門&孝太郎のを見たが随分と印象が違う。踊りのことはよく分からないが、踊りって面白いものだと感じる部分がたくさんあった。ただ、好き嫌いから言えば、去年の2月に見た仁左衛門バージョンの世界観の方が好き。姿の美しい人の物狂いは見ているだけでももの悲しい...。

この日は、かなり大向こうが入っていて、二人椀久でも盛んにかかっていた。九兵衛がまどろんでいるところに松山の幻が現れて九兵衛の側によってきたところで、「天王寺屋」とかかった。一瞬、かけ間違えたのかと思ったが、それからむっくりと九兵衛が起きあがったのだが、寝ている人にかけちゃうっていうのはタイミング的にどうなんだろう?

・『筆屋幸兵衛』

壱太郎くんのお雪は、声変わりの時期なのだろうか声が出しにくそうだったが、それでもお雪のけなげな気持ちが、ひしひしと伝わってきた。去年の10月の河庄でのちゃっかりした丁稚ぶりも記憶に新しい。芸達者ぶりにまたまた楽しみな若者が一人増えた。

夜の部のツケ打ちは久々に芝田さんだった。

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コメント

>kirigirisuさま
風知草のとみです。
トラバ恐れ入ります。一つ削除頂けましたらありがたいです。
21日昼夜観劇し,いまだ舞い上がっております。
臨場感溢れる観劇レポ楽しく拝見しました。仁左さまか富十郎丈か,どちらの椀久が…。
悩ましいです。
改めてお邪魔させて頂きます。

投稿: とみ | 2006年3月28日 01:07

踊りの面白さは今月の方が断然上だとは思うのですが、
仁左様贔屓ということがかなりのウエートを占めているし、
傳左衛門さんの鼓が好きなことも大きいかもです。

投稿: kirigirisu | 2006年3月28日 17:44

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十三世片岡仁左衛門追善興行,3月21日(火)の昼の部の観劇記をまとめる。吉例寿曽 [続きを読む]

受信: 2006年3月26日 19:33

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