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2006年3月 6日

獅子虎傳阿吽堂vol.2

昨日、世田谷パブリックシアターで行われた亀井三兄弟のワークショップ&演奏会に行ってきた。いんやぁ~面白かったぁ~。もともと鼓が好きなので十二分、いえ十五分にも堪能。席は3階1列目中央寄り。歌舞伎座でも好きなポジション。(笑)

会場に入るとお能の舞台を思わせる四角い舞台に左・右・中央に3本の橋がかりが設置されていて舞台中央に祭り太鼓のような大太鼓が置かれていた。3人の軽いおしゃべりに始まりプログラムが進んでいった。

1.囃子レクチャー

3人がそれぞれ、小鼓、大鼓、太鼓の楽器説明や構成などわかりやすく説明。まず、傳左衛門さんの小鼓の説明。以前にあるセミナーで佐太郎さんのお話を聞いたことがあるのでちょっと復習という感じで聞いた。しかし、あらためて胴が室町時代のものであり、桜の大木から作られるという話を聞くと、桜の木が大きくなる年月を含めて少なくとも500年以上前に存在していたものが今もなお生き続けていて実際に使われているというのは感慨深い。次は、広忠さんの大鼓の説明。小鼓は皮が薄い(0.3mmくらい?)なのであまり強く締めないということだったが、大鼓は締める締める。汗だくになって締めること時間は計っていなかったが5分じゃきかない。その動作も美しく見ていてあきなかった。最後に傳次郎さんの太鼓の説明。締めるのに15分はかかるし肌襦袢にならないとできなそうなので省略。その後、3人で演奏。記憶が飛んでいるのだが、たぶん道成寺の一部分。普段は並んで打つところを、3人がそれぞれ、下手、中央、上手を向いて打つ。その気迫と鼓の音に酔いしれた。

2.歌舞伎囃子~立廻り奏法~

傳左衛門さんと傳次郎さんが歌舞伎の音楽についての説明。ここで、三味線が2人加わる。その後、傳八郎さん、傳九郎さん、傳十郎さんの3人を交えて、普段は黒御簾の中で演じられる歌舞伎の立廻りに用いられる音楽をメドレーで演奏。傳左衛門さんが大太鼓、傳次郎さんと傳九郎さんが小鼓と太鼓、傳十郎さんが笛(大小長短のもの4~5本)、傳八郎さんは、大鼓の他に小さな鉄琴のようなものやら銅鑼の小さいものを含めて5種類を担当。立廻りの音楽を聴いていたら、一昨年くらいに歌舞伎座で見た「三人吉三」の最後の立ち廻りの情景、屋根の上の仁左衛門さん、火の見櫓に上る玉三郎さんの姿が頭に浮かんできた。

3.一調一管 安宅~延年・滝流~

広忠さんの大鼓、一噌幸弘さんの笛、大島輝久さんの謡。広忠さんの大鼓は生で聞くのは初めて。というよりかは、お能の音楽を生で聴くのは初めて。悲しいかなお能はまだ見たことがないので、音楽を聴いてもその情景が浮かばない。でも、3人の気合いの入った演奏を聞いて、ますます、お能に興味が湧いてきた。もしかして、ものすごく食わず嫌いをしていたような気がする。

4.獅子

三兄弟に笛の一噌幸弘さんが加わっての演奏。冒頭の軽いトークの中で、3人で獅子をやるのはこれで5回目という傳次郎さんの説明に広忠さんが「獅子、またかよぉ~って思ったけど、3人でやるのは、5回目かぁ」と意外と少ないんだという顔をしていた。先日TVで見た石橋を見て、お能が見たくなったのだが、生で見る広忠さんの大鼓の迫力はやはりスゴイ。3人の中で一番小柄だが演奏しているときは一番大きく見える。やっぱりお能を見に行かなくっちゃだわ。

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