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2006年6月20日

開かずの扇

歌舞伎の衣装の色や模様の美しさ、緻密さ、大胆さに魅了されます。衣装だけでなく、扇や団扇などの小物にも目が行くことも多々。鬘や衣装の本は色々と出ていると思いますが、本屋さんでふと手にした「歌舞伎のデザイン図典」(岩田アキラ著 中村雀右衛門監修 東方出版)は、お値段がちょっと張るもの大きさが手頃で見やすい。

松、竹、梅、菊、牡丹などテーマ別に分かれていて、衣装だけでなく、扇、刀の鞘、刀のつば、たばこ盆などの写真が紹介されている。松の中に「富樫左衛門が使用する扇面」の写真。(舞台では一度も開かない)と括弧書き。こういう写真を見ると自然と頬が緩む。

順番に見なくても好きなところから見ていけるとても楽しい本。この本には一部しか紹介されていないけれど、日本のデザイン力の素晴らしさがよく分かる。首抜きの衣装なんかは、ホントに粋。

ちなみに「国姓爺合戦」の衣装も紹介されています。甘輝が登場したときに着ていた黒地に金茶の衣装は唐草模様。錦祥女の襦袢も唐草模様。着替えて出てきたときのが雲に龍。袖のところは龍の丸というようです。恐らく和藤内が着替えてきたのは鳳凰模様の衣装のようですが、わたしの席からは花模様に見えてしまったせいか、先日も書いたようになんだか間が抜けて見えたのですが、写真で見るとなかなかのもの。もしかしたら、隈取りとこの衣装が合わないのかも...。ということで前言を撤回します。もう一度見に行ければ良いのですが、どうも時間がとれそうにありません。

雀右衛門さん監修なので女形の写真は雀右衛門さん。冒頭に助六の五節句の衣装。写真以外にも「道成寺」「藤娘」「寿式三番叟」の歌詞も入っているのが嬉しい。

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コメント

kirigirisu さん、こんにちは。

またまた素敵な本を紹介していただいてありがとうございます。
お衣装やら、いろいろな道具類にとても興味があるので、早速読んでみたいと思います。

投稿: rika | 2006年6月21日 10:42

他にも色々とよい本があると思うのですが、
富樫の開かずの扇に惹かれました。(^^)

投稿: kirigirisu | 2006年6月21日 19:05

kirigirisu さん、こんにちは。
実は私もこの本は持っています♪
ホンマに、富樫の中啓は開かないので、始めて意匠を見たときは!!でしたね。
色んな歌舞伎関連の本がありますが、大きさと言い、内容と言い、カラー写真の多さと言い、申し分のない本ですね♪

投稿: 花餅屋の太夫元 | 2006年6月22日 01:02

花餅屋の太夫元さん、こんにちは。

ホント楽しい本ですね。普通の本と同じ大きさなので見たいときにすぐ手にとれるし、中身も充実しているし、なんといっても視点が面白いですよね。刀のつばなどは舞台でいくら目をこらしてもなかなか見ることはできませんので、そういうのも紹介されているのが嬉しいです。

投稿: kirigirisu | 2006年6月22日 14:22

>kirigirisuさま
>雀右衛門丈の錦祥女の襦袢も唐草模様
図書館から借りて拝読しましたが,購入には至っておりません。綺麗なお写真掲載されていた記憶あります。早速また,借ります。
芝雀丈の錦祥女見たい~。

投稿: とみ | 2006年6月23日 18:22

図書館にもあったハズなのですが、ずっと見過ごしていました。割合と薄い本ですが、「わたしを買って」とばかりに背表紙が目に飛び込んできました。(笑)

投稿: kirigirisu | 2006年6月23日 22:46

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