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2006年12月15日

元禄忠臣蔵第3部

本日行ってきました。なんとか完走しました。3部は、吉良上野介を討ち取った後の15日早朝の吉良邸の裏門から始まりますので、15日に合わせてみました。と言っても、討ち入りは、旧暦の元禄15年12月14日(1703年1月30日)ですので、実際の日付とはずれていますが...。

2部のときにも感じましたが、やはり、何度もお芝居にかかっている場面は面白いし、演出も洗練されています。やはり「大石最後の一日」が、一番面白かったですし、そのお芝居の世界に引き込まれました。

3部も原作にある泉岳寺の場面をごっそり削除してありました。削ってしまっても支障はないとは思いますが、内匠頭の墓前からいきなり仙石屋敷になったのは、分かりやすいのか分かりにくいのか...。

前半は、ドラマというよりもドキュメンタリータッチなので、説明的な台詞が多いし、一人一人の台詞が長いので、演じる方も見る方も大変。

その中で堀部安兵衛の歌六さんがやっぱりいいですね。なんて言ったらいいんでしょうか、他の役者さんの台詞は舞台の上に残っている感じがするのですが、歌六さんの台詞は客席の方にすっと届く感じがします。最近は老け役が多かったので、久々の若いお役を見ることができました。(^^)

信二郎さんは、25才という役柄ということでしょうか声を高めに出しているので、最初の台詞を聞いたときに座席からすべり落ちそうになりました。(^^; 後半の大石最後の一日ではかなり違和感はなくなりましたけれど、最近の信二郎さんは以前よりもかなり骨太になったようにお見受けする(わたし的には嬉しいことです)ので、いわゆる美青年のお役は段々難しくなるかもしれませんね。

梅枝くんは、お父様譲りで本当に品がありますね。大名家の若君にぴったり。と、今日舞台を見ていて、ふと気が付いたのは、わたしって、もしかしたら萬屋贔屓かも?!。って、気が付くのが遅い?!(笑)

今年、何回か拝見した信二郎さんと芝雀さんカップル。今日の磯貝十郎左衛門とおみのさんには泣かされましたが、5月の「ひと夜」の松太郎とおとよコンビが一番心を通わせていたように思います。

1部から3部を通して、2部の藤十郎さんが一番内蔵助らしい感じがしました。吉右衛門さんと幸四郎さんは由良之助の方がお役に合っているように思います。

戯曲を読むのは苦手なんですが、元禄忠臣蔵の本は面白かったし読み応えがありました。この本から忠臣蔵に興味を持ち始めて、色々な忠臣蔵関連の小説を読んだのですが、池宮彰一郎さんの「四十七人の刺客」を始めとする一連の忠臣蔵もので池宮説にすっかり説得されてしまいました。そのせいで、今回の元禄忠臣蔵の通しを見ているときに、そちらから仕入れた情報がちょっと邪魔してしまったところもあったので、お芝居を見てから本を読めば良かったかなとちょっと後悔。

今日の見ちゃったぞ!:信二郎さん、吉良邸裏門前で勝ちどきをあげるときに、一人だけ刀を抜くのが遅れました。(^^;

座席:2階7列中央(実は、3回ともほぼ同じ席でした)

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「歌舞伎」カテゴリの記事

コメント

もしかして萬屋贔屓って・・・、イスからすべり落ちそうでしたよ。
由良之助と内蔵助、なるほどです。
って、まだ3部見てないんですけど、わかるなぁ。

投稿: まこ | 2006年12月16日 07:58

kirigirisuさん、おはようございます!
同じ日の観劇でした。三部完走、お互いにお疲れ様でした。

梅枝さん、本当に品があって、いかにも・・の若君でしたね。
筋書には玉三郎さんの内記のお写真もあり、国立の歴史も感じました。

池宮作品の弊害、確かにありますよね(苦笑)
個人的には、池宮氏に歌舞伎の脚本を書いて頂けないかと思ってるのですが・・。

今回はおみのの迫力に、ついホロリとしてしまいました。

投稿: yae | 2006年12月16日 08:30

こんにちは。3部完走、おめでとうございます&お疲れ様でした。
手ぬぐい、もらいましたか?
私は使うアテもないのに、頂き物に弱いので 当然のようにもらいました(笑)


他の役者さんの台詞は舞台の上に残っている感じがするのですが

ああ、これ、すごく分かります!
台詞を言うのに一生懸命で こちらに伝わってこないばかりか、
時々「学芸会か?」なんて超失礼極まることを思ったりしたもので・・・。
でもあの膨大な台詞の量で、しかも私が行ったときはまだ1週間しか経っていなかったから
仕方が無いのかもしれませんね。

池宮作品は まだどれも読んだことが無いのですけれど
来年の「読みたいリスト」に入れておきます♪

投稿: よんたん | 2006年12月16日 17:41

#まこさん

あはははは。自分では成田屋&音羽屋贔屓だと思いこんでいたもんで(笑)信二郎さんを始め、歌六さん、時蔵さん、歌昇さんやそのお子さんたちも好きなのに...気がつくの遅すぎですね。(笑)

投稿: kirigirisu | 2006年12月16日 21:32

#yaeさん
 
本で読んだときは、あまり気にとめなかった台詞なんですが、
懐に入れている琴の爪を見せろと詰め寄る内蔵助に対して、おみのが、困っている十郎左衛門を見て「もう、お許し下され」という場面。ここで一気にウルウルしちゃいました。芝雀さん、本当に大熱演でしたね。

どうも、わたしは池宮さんのように説明されると、つい納得しちゃうんですよね。(苦笑)

投稿: kirigirisu | 2006年12月16日 21:59

#よんたんさん

てぬぐいは、第1部のチケットがすでに煙と化してしまったので、その時点ですっかりあきらめてしまいました。(^^; でも、そういう方が結構いらっしゃるようで、チケットをあぜくら会経由で買っていれば記録が残っているので、記録を照合してもらって証明書のようなものを貰えば頂けたようなのですが、バタバタしているうちに観劇日になってしまって、結局そのままでした。

池宮作品お勧めです。読みながら何度「へぇ~」を押したことでしょうか(笑)

投稿: kirigirisu | 2006年12月16日 22:08

皆さん、磯貝とおみのが良かったようですね。私だけですか、イマイチだと思ったのは。どうも、私は恋愛に関してはドライ系が好きなようです。信二郎さんの声、私も最初はかなりずっこけました。

投稿: SwingingFujisan | 2006年12月17日 00:04

こんばんは、私も見てきました♪
kirigirisuさんと同様の感想が多く気持ちを強く致しました(^^)よろしかったらTBさせてくださいませね。

三ヶ月、楽しかったですね。
しかし、信二郎ファンがどんどん増えているように感じます~4月に向けては結構なことですケド・・・

投稿: coco | 2006年12月17日 01:11

#SwingFujisanさん

わたしも「本心が知りたい」という言葉にどうもひっかかりを感じます。そんなもん聞いてどうするんじゃ?と思いますです。(^^; 番町皿屋敷を好きになれないのは、ああいう行動に出る女性に全く共感を覚えないからだったりします。

今回のおみのの台詞も本を読んだときに「またかい?」(^^;と思いましたけれど、実際に台詞を聞いたときにはあまり気にならずに、むしろ、言葉の意味よりもおみのさんの必死さと健気さにウルウルしてしまいました。

投稿: kirigirisu | 2006年12月17日 22:56

#cocoさん

お知らせするのが遅くなって申し訳ありません。TBの件は問題解決しましたので規制解除しました。TBどうぞよろしくお願いいたします。

最近、増えましたね。信二郎ファン。うれしい限りです。と言ってもわたしも去年の毛抜あたりからなんですが。(^^; わたしとしては、いわゆるきれいなだけの二枚目ではなくて、三枚目や敵役なんかをどんどんやって頂きたいと心密かに願っています。

投稿: kirigirisu | 2006年12月17日 23:04

kirigirisuさん、こんにちは。

いいなぁ~観に行きたいなぁ~。
TVで放送があってもまだ舞台をやってると思うと、
やはりそちらを観に行きたくなります。
やっと本の下巻を読み終わったので(^^;これから録画を見ようと思います。
おみのちゃんのお話を私は初めて知ったので、それを見るのも楽しみです。

投稿: rika | 2006年12月18日 09:10

#rikaさん

赤穂浪士のお話は、47人とそれを取り巻く人々のそれぞれの人生があるんだなぁとつくづく思いました。もちろん、47人だけでなく、吉良家の人々、上杉家の人々、途中で脱退してしまった人達にもそれぞれのドラマがたくさんあるんでしょうね。だから、このお話に惹きつけられるのかもしれませんね。

投稿: kirigirisu | 2006年12月18日 13:04

kirigirisuさま
討ち入り、ごくろうさまです?!
14日にしなかったと読んで、いつかしら?楽しみにしてました。日にちへのこだわり いいですね。
萬屋贔屓なのは一目瞭然ですよぉ!とわたくしも同様に言わせていただきますですよ!
家六さん・信二郎さん・芝雀さんのうまさが、じわじわわかってきた今日このごろです。 隼人くん、梅枝くんの品のある成長ぶりにも目を細めちゃてます。

「今日の見ちゃったぞ!」面白かったわ。こういうの、みつけちゃいますね。むふふ。

投稿: かいちょ | 2006年12月19日 00:14

#かいちょさん

むふふふふ...。せっかくのお祭(国立劇場40周年記念)なので、ちょっと日にちにこだわってみました。(^^)

一人だけ遅れたので目立ったのですわん。ちょっと素になって「おっと!」という感じで刀を抜いたのがツボでした。(*^^*)

投稿: kirigirisu | 2006年12月19日 00:40

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