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2007年1月25日

朧の森に棲む鬼@演舞場

朧の森に引きずり込まれましたぁ~ いんやぁ~面白かった! これまでに見た劇団☆新感線のお芝居は、「アカドクロ」、「アオドクロ」、「SHIROH」「吉原御免状」。もしかしたら、これまでに見た中で一番好きかもしれません。アカドクロとアオドクロは非常に面白かったのですが、「SHIROH」と「吉原御免状」は、主演の役者さんが大好きなので見ている時は楽しかったのですが、作品としてあまりピンとこなかったので、今回はちょっと躊躇していました。が、もっと早くに行っていれば、もう一回見れたのに。と後悔先に立たずでした...。

これまでは、アクションがスゴイ!とかネタで笑っちゃったという面白さだったのですが、今回は、「こういうことって実社会でもあるよね」というある種の共感を覚えたシーンや台詞が多かったように思います。場面の転換が早くてあきさせないし、舞台装置がシンプルなようでかなり凝っていましたね。

今日は3階で見ていたのですが、朧の森の最初の方のシーンで、きれいだなぁ、何の実なんだろうとオペラグラスでよぉ~く見たら(@@)でした。 プログラムを買っていないので、正確な場面が分からないのですが、朧の森の次の場の酒場の背景にボッシュの絵みたいなのが使われていたり、本水の使い方も効果的だったと思います。

ライの様々なウソや企みで、その場の勝負が逆転するところなどは、お芝居のように殺されたりはしないまでも、実社会でも、会社間の様々な取引や駆け引き、会社(組織)の内部闘争などでもありそうな話でしたね。(^^;

ツナ役の秋山菜津子さんが、細い身体にもかかわらず骨太な演技で存在感を感じました。女らしいところを見せながらも女々しさを感じさせなくて素敵。

染五郎さんは、舌先三寸で最初の小悪党から衣装が良くなるにつれて段々と大悪党へと変貌を遂げていくところはさすがでした。が、底なしの得体の知れないトコトン悪人である不気味さがあまり感じられませんでした。でも、それがお芝居を見終わった後の後味の悪さをなくしているんでしょうね。

個人的にはヤスマサさんがお気に入りです。ほとんど台詞がないし、すぐ殺されちゃうんですが、刀を片手に立っているだけでもすごぉ~くステキ!! ヤスマサ役の横山一敏さんは、アカドクロやアオドクロのときも気になってあの悪役やっている人誰だろうとチェックいれた方でした。(*^^*)

音がちょっと大きいのがいつも気になります。もう少し音量下げても新感線の方々のお芝居は迫力あるので全然大丈夫なんじゃないでしょうかしら。それとプログラムですが、立派な袋とカレンダーなしで、もうちょっとお安くしてくれると買うのですが...。

席:3F1列ほぼ中央

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「演劇」カテゴリの記事

コメント

>これまでに見た中で一番好きかもしれません。
まじ!ですか!!それはそれは楽しみです ^^ ♪
私は単に染さんの歩く道が面白いので、その1点として楽しみなのですが、う~~む♪もう1枚予定しちゃおうかしら♪

投稿: 恵美 | 2007年1月25日 23:44

染五郎さん、昨年のプレビューから突っ走って、体力・精神力、超人的だと思います。私は新感線は初めてなので、過去の作品との比較はできませんが、とても面白くて、プレビューでスタンディングオベーションが起きたのも納得いきます。私ももう一度見たかった。音量とプログラム、同感です。

投稿: SwingingFujisan | 2007年1月26日 00:49

#恵美さん

理屈抜きで楽しかったです。「予は満足じゃ♪」という感じ(笑)恵美さんは大阪でご覧になるんですね。松竹座は舞台や花道が客席と近いからさらに臨場感を味わえそうですね。舞台装置などビジュアル的な面も目を引きましたけれど、「ほぉ~」とか「そう、きたか!」とか「そりゃぁ~ないよね」とか話の展開や台詞に共感する部分が多かったです。(^^)   

投稿: kirigirisu | 2007年1月26日 14:29

#SwingingFujisanさん

ホント超人的ですね。お休みの日があるにせよ、あれを一日2公演する日があるなんて考えただけで気が遠くなりそうです。

今回上から見ていたのですが、染五郎さんは小さいときから踊りで鍛えているせいでしょうか、アクションの場面もかなり腰が入っていて形が決まっているし回転動作がとてもきれい。楽しい舞台でした。(^^)v 


投稿: kirigirisu | 2007年1月26日 14:40

kirigirisuさん、こんばんは!
「朧の森に住む鬼」をご覧になったkirigirisuさんのご感想を拝見して急に見たくなり、私も今晩行ってきました。(*^^)v
チケットを入手するのにかなり苦労しましたけど。
最初にあの大音響を聞いて、あ、アオドクロの時もそうだったっけとちょっとげっそり。
でも大きな音ってすぐなれてしまうものですね。
アオドクロがどんな話だったかよく覚えていないですが(^^ゞ
今度のお芝居は筋がすっきりしていてとても面白かったです。
シンプルな筋ほど普遍性があるものですね。
背景に工夫がこらしてあったとか、悔しいことに双眼鏡を忘れてしまって細かいところは見えませんでした。(ーー;)
どんどん悪党になっていく染五郎さんが良かったです。ああいう悪党、歌舞伎でも演じてほしいなと思ってしまいました。やっぱり四谷怪談の伊右衛門かしら。
私もプログラムの値段の高さにはびっくり。とても買う気になれませんでした。

投稿: yuki | 2007年1月27日 01:17

kirigirisuさま
こんばんは。お久しぶりです。スキップです。
「朧」ご覧になったのですね。ほんとに素晴らしい舞台でしたね。
ストーリーのおもしろさや役者さんたちの熱演はもちろん、
kirigirisuさんもお書きになっているように、装置や背景の美しさも
とても印象に残っています。特にラストの森のシーンなんか、ぜひ
もう1度見てみたいと思っています。
2月はいよいよ大阪。もう1度どころか2度3度と観る予定なのですけどね(笑)。

投稿: スキップ | 2007年1月27日 03:24

#yukiさん

うわぁ~ご覧になられたのですね。(^^)v
シンプルですけれど洗練されていて楽しい舞台でしたよね。
3時間強の上演時間があっという間でした。

染五郎さんの伊右衛門いいですねぇ。
お芝居は良い人よりも悪役の方が断然面白いですもの。


投稿: kirigirisu | 2007年1月27日 20:03

#スキップさん

お久しぶりです。ホント素晴らしい舞台でした。
危うく見逃すところでしたぁ(^^; 

水と光をうまく使っていますね。特に、お水は背景でもあるし、効果音にもなっているし。
薄い幕で森を表しているのも素敵だなと思いました。

小屋が変わると同じお芝居でも印象が変わってきますものね。
松竹座ではどんな感じになるんでしょうね。
うぅ...見たいなぁ...。グスッ
大阪公演のレポ拝見するのを楽しみにしてます。

投稿: kirigirisu | 2007年1月27日 20:11

千穐楽のチケットが、今週になって出た!ので、ポチっといってしまいまして、今日、見てきましたよ~(*^.^*)プレビューと楽、両方3階からでしたがおっしゃるように「満足じゃ」。染ちゃんのパワー、すごかったです!!

これから記事にしようと思うのですが、アンコールで出てきた人がサダヲさんと一緒に歌を歌っていたのですが誰だかわからず(^^;どうしようと思って、ブログ巡っているところです・・・

投稿: coco | 2007年1月27日 23:42

#cocoさん

うわぁ~ラッキーでしたね。(^^)v
楽日のカテコは楽しそうなので行きたかったぁ~
うぅ~やっぱりもう一度見たかったです。

投稿: kirigirisu | 2007年1月28日 13:05

kirigirisu様、お久しぶりです
>立派な袋とカレンダーなしで、もうちょっとお安くしてくれると買うのですが...。
賛成~!前回の「メタマク」はまだヨカッタんですけど…。
今回の私的ない!は(笑)「真木よう子」友人達と「ああキレイ、キレイ」と囁きあい、あの声から発する台詞が~。アッパレ無名塾出身者!殺陣も柔らかくて好きでした。
ライ様を全く無視してしまったような、私の観劇レポ送ります。怒らないでね(笑)

投稿: かしまし娘 | 2007年2月 1日 11:28

かしまし娘さん、こんにちは。
コメントとTBありがとうございました。(^^)

うふふふふ...。ライ様あっての「朧~」ですけれど、
あて書きということもあってか、役者さんそれぞれが個性的で素敵でしたよね。
作品としても良かったですし。(^^)

投稿: kirigirisu | 2007年2月 1日 17:25

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