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2007年2月10日

2月歌舞伎座夜の部

今月は「仮名手本忠臣蔵」の通しなので、せっかくなので大序から見るつもりでいたのですが...。自分の段取りの悪さでここ一週間ほど仕事がオセオセとなってしまって家に籠もって仕事をしていたので、ちょっとばっかりクサクサ気分。これはもぉ、心の命ずるまま本能のおもくままに、仁左さまの平右衛門を見に行くっきゃないと、昨日(9日)、夜の部行ってきました。

しかし、平右衛門さんがでてくるまでが長かったぁ~ この1年で五段目・六段目を4回見たことになるのですが、こんなに長かったでしたっけ?!

『五段目・六段目』

10月に仁左衛門さんの勘平を観たばかり。とは言え、菊五郎さんの勘平は初めて(たぶん...。もしかしたら大昔に見ているかもしれません)。仁左衛門さんのと比べて、なんとなく古式ゆかしい感じがしました。

千崎弥五郎は権十郎さん。10月も同じお役でしたけれどやはり長年一緒にやっているせいか、菊五郎さんの勘平との会話の方が親しさが感じられました。仁左衛門さんのときは、勘平さんの居所をメモしていませんでしたが、今回は、復唱しながらメモしていました。(^^)『芸づくし忠臣蔵』(関容子著 文藝春秋社刊)によると、十三代目仁左衛門さんが「これくらいのことを書かなくては覚えられないのはおかしい」というようなことをおっしゃっていたそうですね。

イノシシも10月のときのような猪突猛進ではなくて舞台を一周してから引っ込みました。

梅玉さんの定九郎。あの年代の方にしては足が長いので、黒羽二重の衣装もお似合いですが、打たれて掛稲から出てくるときに着物をぐぐっと思いっきり脚の付け根が見えるほど脇へ上げていたのにはなんとも目のやり場に困っちゃいました。(^^; 血糊で衣装を汚さないようにという配慮なのだとは思いますけれど、もうちょっと隠してもいいのでは...。

東蔵さんと時蔵さんのお二人の品の良さが好きなんですが、源六は流れ者にしては、ちょっと品が良すぎたかもしれませんね。

今回も、お軽と勘平の関係がちょっと希薄な感じがしました。玉三郎さんのお軽はきれいでしたけれど、立ち振る舞いに勘平さんに対する思いがあまり感じられませんでした。特に気になったのは、愛しい旦那さまの着替えを手伝うのに帯を前に投げ出していたのはちょっと粗雑な感じがしましたし、全体的に普段から勘平さんの着替えを手伝っているような感じがしませんでした。脱ぎ終わった着物の扱いかたもあまり丁寧ではなかったようにお見受けしました。着物は吉之丞さんが丁寧にたたんでいました。以前、幡随院長兵衛のときも、着替えの手伝いをしている場面で「あれ?」と思ったのですが、今回もちょっと気になりました。

なんだか、最近、続けて見ているせいもあるのか、今回はとてもお芝居がながぁ~く感じてしまって、途中でちょっと意識を失いかけてしまいました。

『七段目』

やっと平右衛門さんの「ねい、ねい」を聞くことができたときには、なんだかぐったりしちゃいました。でも、やっぱり平右衛門さんは素敵!! あの丸っこい鬘がなんともいいですね。 吉右衛門さんの由良之助、芦燕さんの九太夫はお手の物という感じ。吉右衛門さんを見ていてあまりお父様の白鴎さんをイメージしたことはないのですが、今回ちょっと白鴎さんを彷彿するところがありました。亀鶴さんの伴内は、いやみのない面白さでお客さんを見方につけちゃいましたね。「このことは、何分ご内密に」でみなさん「はいはい」という感じでうなずいてましたっけ。

『十一段目』

祇園の華やかなお茶屋さんの場面からイキナリ飛んで高家裏門。四十七士の勢揃い。男くささ100%の中で力弥がちょっと幼すぎましたね。今回は全体的にバランスの取れた配役で落ち着いた感じがしていたのですが、ここの力弥だけはちょっと???でした。

通しで見るつもりでいたのですが、分けてよかった。(^^; 家に着いたらぐったりでした。3月も分けてみることにしよう...。

席:3F1列目中央寄り

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コメント

kirigirisuさま、おつかれでしたか。
菊五郎さんの勘平は、昼の部の塩冶判官もですが、かなりさらさらと流している印象でした。逆に言えば、五、六段目だけの上演だった仁左丈の勘平がかなりじっくり描き込んだ勘平だったのかも、と思いました。ご指摘のお軽の着物たたみ、今度じっくり見て見ますね。

七段目はにぎやかで華やかで、やがて哀しいですが、ここだけの仁左丈がやはり(ある意味)こってり見せてくださいました。仁左・玉のお二人のバランスがやっぱり好きだなぁと思いました。

昼の部は、大序が楽しいです。どうぞ体調を整えて、お楽しみください~(^0^)

投稿: coco | 2007年2月13日 23:11

cocoさん、こんばんは。

仁左衛門さんの方がテンポが良かったというかメリハリがきいていたようであまり長さを感じなかったのですが...。菊五郎さんの方があっさりしている分長く感じてしまったのかもしれません。(^^;
大序は、遅刻しないように頑張って行きまぁ~す。(^^)

投稿: kirigirisu | 2007年2月14日 00:30

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