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2007年6月28日

能楽囃子コンサート(6月22日)

すでに1週間ほど経ってしまいましたが、6月22日(金)に国立能楽堂で行われた亀井広忠さんプロデュースの「能楽囃子コンサート」に行ってきました。この日は、体調不良気味で家を出るのが遅くなった上に電車の故障かなにかでダイヤが乱れていて会場についたのは開演ギリギリ。

番組が当初の予定と変更。一番最後の三兄弟+幸弘さんの『獅子』が一番最初になりました。傳左衛門さんと傳次郎さんが歌舞伎座の『船弁慶』に出演されてますが、当初、『船弁慶』の開始時間が早いという話だったのが、その後、変更があったため調整されたとのこと。

『獅子』 笛:一噌幸弘、小鼓:田中傳左衛門、大鼓:亀井広忠、太鼓:田中傳次郎

このときは、演奏者が能舞台の対角線上(中正面が正面のような感じ)に座られて演奏されたので、見た目も聴き応えもあって良かったです。

この後に、広忠さんのトークというか解説というかMCが入りました。演奏後すぐなのでちょっと息があがっていたようです。番組の変更のこと、楽器のこと。次に演奏する延年之舞については、「延年」は寿命を延ばすという意味でおめでたい曲だけれども、大曲の一つで葛野流では最奥伝で、演奏するたびに寿命が1年ずつ縮まるなんてこともおっしゃってましたっけ。

『宝生流 延年之舞』笛:一噌幸弘、小鼓:成田達志、大鼓:亀井広忠

このときは、演奏者は正面を向いていましたが能舞台の真ん中あたりに座って演奏。大鼓と小鼓があれだけの早さで打っているのにもかかわらず、小鼓がスポスポと絶妙のタイミングで大鼓の間に入っていくのを手の動きを見ながら音を聞くことができたので非常に面白かったです。

『一調四題』

  • 大鼓一調「俊成忠度」 謡:味方玄、大鼓:亀井広忠
  • 小鼓一調「鐵輪」    謡:観世喜正、小鼓:成田達志
  • 太鼓一調「松山鏡」   謡:谷本健吾、太鼓:助川治
  • 笛一管「鈴之段」    笛:一噌幸弘

一調はいわゆるソロの演奏。広忠さんの説明によると、このように4つの楽器が一度に一調を演奏する機会はめったにないとのこと。この中で一番印象に残ったのは、幸弘さんの演奏でしょうか。笛一本であれだけの豊かな音色と独特の世界観。すっかりとっぷりと浸かってしまいました。細身で飄々とというかとぼとぼと(すみませんm(. .)m)歩いてこられて、ペタっと座って、演奏される前に上半身をふっと右に少しずらして演奏されるのですが、このとき笛と幸弘さんが合体して一つの楽器になっているのかなという感じがします。最近、幸弘さんにハマりつつあります。(^^)

『道成寺組曲』シテ:味方玄、地謡:観世喜正、谷本健吾、笛:一噌幸弘、小鼓:成田達志、大鼓:亀井広忠、太鼓:助川治

能の「道成寺」を囃子だけで表現するために構成された組曲。乱拍子のところは、小鼓の成田さんが大熱演でした。以前お能で見たときにも小鼓の方が息を留めている間にこちらも一緒に留めちゃいそうになたのですが、今回も最初の方はどうやって呼吸しようかなと悩んでしまいました。

『揉之段』笛:一噌幸弘、小鼓:成田達志、大鼓:亀井広忠

番組変更で、最後の曲は「揉之段」。広忠さんの説明によると、この曲はお祖父さまの俊雄さんと萬斎さんのお祖父さまの万蔵さんそしてお父さまの忠雄さんと万作さん(萬斎さんのお父さま)が作り上げてきたもので大事な曲とのこと。広忠さんも萬斎さんと一緒に守っていきたいというようなお話をされていました。

お能というよりも能楽の囃子が好きなので、とても楽しい時間を過ごすことができました。(^^) 

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