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2007年8月24日

第13回稚魚の会・歌舞伎会合同公演C班(23日)

1部(A班)に続いて、C班を拝見。

『今様須磨の写絵』 筋書(400円)に6代目歌右衛門丈が昭和29年に復活上演されてから、度々上演される人気曲と書かれていましたが、わたしは初めて拝見しました。踊りもさることながら、久々に清元を気持ちよく聞きました。席が前方の上手だったせいもあってちょうど真ん前が清元の3人。割合とお若い方だったようです。出演者の京妙さん、玉朗さん、東志二郎さん、新七さんとみなさん安心して見ていられる方々ばかり。

新七さんは今回は荒くれ者の船頭此兵衛というお役のため隈取りのお顔が凛々しい。見得の場面もたくさん。見得のお顔は團十郎さんよりも海老蔵さんに似ているような気がしました。最後の松風(京妙さん)さんとの立ち回りのときに襷がとれかかってちょっとやりにくそうでしたが、荒々しい引っ込みに大きな拍手。

『勧進帳』 弁慶は、本興行でも演じる役者さんが限られているお役。役者の大きさ(存在感)と格がないと勤まらないお役だということを再認識しました。弁慶の求心力の強さがないとお芝居がてんでんバラバラになってしまいます。

今日の新蔵さんは、覚えたことを全部やりきるのに精一杯だったようにお見受けしました。後の3日でどのように進化していくのか期待したいところです。富樫の升一さんは、習ったことをできるだけ正確に演じようとしていたようにお見受けしました。長袴に慣れていない分動きが固かったですけれど、キャリアを考えれば頑張っていたと思います。義経の左字郎さんもキャリアを考えればかなり健闘されていたのではないでしょうか。花道の出がなかなか存在感があって立派でした。

番卒の翔次さん、梅秋さんは良い味を出していたし、亀井六郎の茂之助さんはお師匠さん譲りの舞台映えするお姿でした。

『勧進帳』は、いわゆる歌舞伎のお家の役者さんでも手こずるハードルの高いお芝居です。巧拙云々よりも、今回、歌舞伎十八番の『勧進帳』を名題と名題下の役者さんだけで演じたことに大きな意義があるのだと思います。後、3日間頑張れ!!

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コメント

ハローkirigirisさま
ご無沙汰っす!
今年の稚魚の会はC班だけ観てまいりました。(新七さん目当て...てへ)
素顔と生脚が見られなくてちょっと残念だったけど?
見応えありのおもしろい舞台でしたねえ。
勧進帳の方は、全く寝ないで観られる日はいつかくるのか
と自分に問い掛けてみましたが答えはムツカシイです。

kirigirisuさんの最後の三行に深く肯き、
歌舞伎への大きな愛を感じてうるっとしたおさるでした。

投稿: noppy | 2007年8月25日 10:37

noppyさん、こんにちは。

あははっ!新七さん、今回はお顔は目一杯隈取りされているし、全身衣装にくるまれていますものね。(^^) お化粧のせいか、いつもよりお顔が丸く見えました。

『勧進帳』は、音楽(長唄)が良いから結構寝心地が良いかもしれませんね(^^) たまぁ~にBGMが気持ちが悪くて寝られないものもありますもんね(^^;

投稿: kirigirisu | 2007年8月25日 11:47

こんばんは。私は都合でどうしても行けませんでした(T_T)でも、みなさんの感想やレポで、少しだけ行けたような気持ちにさせていただいてます(^-^)
来年こそは行きたいなぁ。

投稿: mami | 2007年8月28日 01:04

mamiさん、こんにちは。

公演期間が短いので、なかなか都合がつけにくいですよね。せめて1週間くらいあればよいのですが。って、アンケートに書いてくるつもりが忘れてしまいました...(^^;

実は、わたしも、2年連続のドタキャンをして、今年は、3度目の正直で、やっと行くことができました。本当は最終日も行くつもりでしたけれど、これまた急ぎの仕事が入ってしまいドタキャンしてしまいました。

来年行かれると良いですね(^^) 

投稿: kirigirisu | 2007年8月28日 14:23

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