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2008年4月13日

第24回こんぴら歌舞伎 第2部(4/10)

Photo_2 10日は2部だけ見る予定なので、お天気が良ければこんぴらさんに行くつもりでしたけれど、朝から雨が降ったりやんだり。こうなったら、前日の京都歩きの疲れもたまっているし、あくせくせずに、ホテルでぐだぐだと過ごして、のんびり琴平に向かうことにしました(ちなみに、高松泊まり)。

10日は、5月の團菊祭のゴールド会員のチケット発売日。地方からだとアクセスが楽かなと思ったのは大間違い。全然つながらないweep 20分くらい頑張ってみたけれど全然ダメ。時間のムダ!とあきらめてホテルを出発。とは言いながら、やっぱり、気になるのでもう一度、歩きながら携帯からアクセスしてみたらめでたくつながっちゃいました。まぁベストではないけれど許容範囲の席でしたのでゲット。普段は携帯からアクセスすることはないので操作に慣れないし、そのうち雨が降ってくるしで、ビルの端っこで雨宿りしながら、眉間に縦皺で携帯をいじっている姿は結構怪しかったかもcoldsweats01

さてさて、こんぴら歌舞伎。忘れないうちに書かなくてはと思いながら、諸々をうっちゃって出かけたので、そのツケが回って青息吐息。木曜日までちょっと取り込みそうなので、いつもと大して変わりませんがザクっと書いておきます。思い出したら、後で補足します。

<上演時間>(4/21補足)
※4月10日現在(若干変更されている可能性あり、参考まで)

・序幕住吉鳥居前 15:00~16:33

<休憩15分>

・二幕目三婦内  16:48~17:22

<休憩15分>

・大詰長町裏   17:37~17:50

『夏祭浪花鑑』江戸歌舞伎の宗家のボンボンが、大阪の芝居をそれも立役(団七)と女方(お辰)を二役というのは、最初からあまり期待していないだけ割合と気楽に見ることができたかもしれません。今回、勘三郎さんに習われたということで、特に、手(もみ手)と腕の使い方が勘三郎さんでした(^^) ところどころにかいま見える勘三郎さんの形態模写のようなしぐさがなんとも微笑ましいというかなんというか...(^^; そのせいでしょうか、団七さんに一貫性がないような感じもしました。

序幕で、むさ苦しい囚人姿から、一転して寿の字海老の首抜きの衣裳に着替えて出てきたところは、まさに「成田やぁ~!!」 イキな姿に、こりゃぁ~幡随長兵衛が射程距離なんじゃない?と心密かにニンマリしちゃいました(^^)白地の着物なので、照明のあたり具合でちょっと透けて見えるところがセクシーlovely 

お辰さんに関しては、台詞があるところはまだ良いのですが、例えば、花道の出から三婦さんちの戸口の前で待っているという何気ない動きなんかがどうしてもドスドスした男っぽい感じになってしまうのは、初めての女方ですのでしょうがないかなと...(^^; 慣れない女方の所作に見ている方がちょっとハラハラしちゃいました。でも、最後の「こちの人が好くのは・・・ここでござんす」と胸をたたくところは、キッパリ。なかなか良かったのではないでしょうか。(贔屓目?!)

ツッコミどころは色々あるにしても、大詰めの義平次と団七のからみと立ち回りで、そんなことはすっかりどこかへ飛んでいってしまいました。外は雨。夕方の薄暗い時間帯の自然の暗さと小屋の独特の雰囲気の中で、ザンバラ髪の団七の見得の美しさといったら。これが見られただけでも遠路はるばる行った甲斐がありました。

二幕あたりでは、足がしびれたり身の置き所がなくて、ちょっとしんどいなと思っていたのですが、この辺からは、そんなことは全く気にならなくなって舞台に目も心も釘付け。海老蔵さんの団七もさることながら、市蔵さんの遠慮ない突っ込みが非常に功を奏していて、徐々に団七が追い込まれていくのがよく分かります。義平次がなんとも嫌なヤツ。お芝居というのを忘れてしまうくらいホント嫌なヤツ。市蔵さんの義平次は良いだろうなとは思っていましたが、これほどとは思いませんでした。これまで見た中で(といってもこれが3回目ですが)、海老蔵さんと市蔵さんの団七&義平次コンビが一番好き。次回は、団七一役で、市蔵さんの義平次で、ぜひ、また、どこかで「夏祭浪花鏡」をやってくださいませ。国内だったらどこでも見に行きまっせ!

海老蔵さんのお辰もさることながら、今回、一番驚いた配役が菊市郎さんの磯之丞(@@) まさか、こういうなよなよした若旦那役をやるとは思いもよらなかったので、出て来たときはひっくり返りそうになりました。一生懸命なさっているのはもちろんなんですが、わたしの偏見かもしれませんが、どうも...(モゴモゴ) 正直、磯之丞は菊史郎さんの方が良かったのではないかと。そうすると琴浦をやる人がいなくなっちゃうのかな?

音吉さんと新七さんの駕籠かきコンビが良い味だしていました。今回、菊五郎劇団の方々が大勢出演されていたのですが、やはり脇の層の厚さはさすが。こういうお役を音吉さんのようなベテランの役者さんがなさることでお芝居がしまるんですよね。

男女蔵さんの三婦、松也さんの一寸徳兵衛は、やっぱりどうしても年齢的なものがあって、もの足りなさを感じてしまいました。でも、お二人とも一部はとても良かったです。それは、また後ほど書きます。

『供奴』若干15才で、一幕まかされて、頑張っていました。今、10代&20代初めの若い役者さんが、どんどん舞台に出てきています。嬉しいことですよね。

席:平場中央よりやや後ろの花道側

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コメント

kirigirisuさん、こんばんは!
私も「暫」がお目当てで「夏祭」のほうは初役の上に上方言葉だしお辰もやるというのであまり期待していなかったんですが、意外なほど良かったですよね。
泥場の迫力と美しさは今までみた中で最高かも!
見られて幸せだったと思います。
なにしろ人が少ないのでお弟子さんたちも重要な役を受け持たされていましたが皆さん一生懸命がんばっていらして気持ちがよかったです。

投稿: yuki | 2008年4月14日 22:02

yukiさん、こんにちは

わたしも「夏祭」は、さほど期待していなかった分満足度が高かったかもしれません。初役ですし大阪のお芝居ということもありましたが、泥場の美しさはその未熟な点を補って余りあるものではないかと思います。松竹座くらいの大きさの劇場で、近い将来、また、海老蔵さんの団七を見てみたいです。

成田屋+菊五郎劇団の組み合わせが好きなので、今回の座組は非常に嬉しいものでした(^^)

投稿: kirigirisu | 2008年4月15日 11:47

kirigirisuさま
う~ん、やっぱり行きたかったです(涙)。
>夕方の薄暗い時間帯の自然の暗さと小屋の独特の
>雰囲気の中で、ザンバラ髪の団七の見得の美しさ
>といったら
わかります、わかります。絶対あの場面は金丸座に
ハマルと思っていました。ますます観たかったなぁ。
お辰さんがどんなでしょう、と思っていたのですが、
ハラハラさせつつも決めるところはパシッと決めて、
なかなか楽しませてくれたようですね(笑)。

投稿: スキップ | 2008年4月16日 23:50

お疲れ様でした。
楽しいレポ、ありがとうございます。
毎年行きたくても行かれないこんぴら歌舞伎ですが、おかげさまで色々な場面を思い浮かべながらニヤニヤしたり、海老蔵さんと市蔵さんの絡みはさぞ見ごたえあっただろうなとドキドキしたり、しばしその場にいたかのごとく楽しませていただきました。

投稿: SwingingFujisan | 2008年4月16日 23:55

スキップさん、こんにちは

「夏祭」は、やはり金丸座やコクーンくらいの舞台の幅で見た方が断然面白いです。特に金丸座は自然の要素が加わって独特の雰囲気を醸し出していて、泥場の場面は、劇場の照明とはまた違った色合いで本当に美しかったです。

海老蔵さんの「夏祭」は、見る前はどうなんだろうと思いましたけれど、これからも上演を重ねていって欲しいお芝居です(^^)

投稿: kirigirisu | 2008年4月17日 11:58

SwingingFujisanさん、こんにちは

こんぴら歌舞伎は、小屋の前の広場からお客さんのワクワク感と熱気で溢れていてな独特の雰囲気があります。中に入るとタイムスリップしたような感じがします。ただ、席のスペースが狭いのが玉にキズですcoldsweats01 とはいえ、肩が触れあうくらいに座ることで、見知らぬ方々ともなんとなく連帯感みたいなものも感じられて、それもなかなかよいものです。

投稿: kirigirisu | 2008年4月17日 12:08

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