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2008年4月19日

第24回こんぴら歌舞伎 第1部(4/11)

Photo 琴平に遠征して帰ってきてすでに1週間以上が経ってしまいました。日々記憶が段々あやしくなってきているので、早く書かなくてはと思いながらもズルズルと今日まできてしまいました。

とりあえず、覚えていることを書き出しますが、いつも以上に端折っちゃいそうな予感coldsweats01

<上演時間>(4/22補足)
※4月11日現在(日数が経つと若干変わる可能性あり、参考まで)

・角力場 11:00~11:52

 <休憩15分>

・太刀盗人 12:07~12:50

 <休憩30分>

・暫 13:20~14:10

『暫』 以前にも書きましたけれど、わたしが海老蔵さんにはまってしまった記念すべき演目(^^) 携帯の待ち受けも権五郎。これを金丸座で見られるなんて最高。

最初の一声「し~ばぁ~らぁ~く」が揚幕の方から聞こえてきたときに、ほとんどのお客さんが一斉に体ごと揚幕の方に顔を向けてしまって、いまかいまかと出てくるのを待っている状態。まだ、もうちょっと舞台でお芝居が続くのですが、舞台の方がお留守になっちゃった方が多かったようです(^^; 

揚幕から出てきた権五郎を見てうわぁ~と声にならない声がでてしまいました。他のお客さんからもドヨメキがあがっていました。悪人どもを懲らしめる正義の味方。歌舞伎座で見たときも大きいとは思いましたけれど、ズシズシとこちらに向かって歩いてくる姿は鉄人28号みたい(と言ったら古過ぎますかしらcoldsweats01) よくまぁこんな意匠を考えついたものですね。「踊形容江戸絵栄」の錦絵どおりで客席もぎゅうぎゅう。舞台にも役者さんも所狭しと並んでいます。花道の権五郎さんの目にはどう映ったんでしょうね。

花道でのツラネは、席が前方の花道のすぐ側でしたので、七三のところに座った権五郎をほぼ真下から見上げる格好。これがなんと近すぎて、全体が見えないのです。ツラネの間、よく見えたのは海老蔵さんの上あごと上の歯の後ろ側。ものすごく歯並びが良いのに感心(爆) 恐らく少し離れた席の方がその大きさをもっと実感できたのではないでしょうか。

花道の引っ込みで刀を振り回すところで、ぶつかるワケもないのですが、その空を切る風に「ひえぇ~」と思わず首を縮めてしまいました。やっとことっちゃあうんとこなと刀を抱えて六方を踏みながら花道を帰る権五郎さん。ツラネのときに後ろ姿しか見えないお客さんの方に向く時間を少し長めにとる気遣いをしていました。(大人になりましたねぇ(^^))

『角力場』 松也くんは、初役のつっころばしの与五郎と純朴な若者放駒の二役早変わりをうまく演じていました。最近見たうちでは、実際に一番放駒の年に近いせいもあるかもしれませんが、等身大の若者の純粋な喜びや怒りがとても自然に感じられて、放駒に感情移入して見てしまいました。いつか歌舞伎座で見たいですね(^^) 松也くんは上背もあるし太い声も出るので、今後、立役でも活躍の場がたくさんあるのではないでしょうか。期待しています。

濡髪の市蔵さんは思ったよりも大きく見えました。役者さんて不思議。この後の暫の清原武衡では、視覚的に濡髪の約3分の2の大きさ。そして第2部の「夏祭」の義平次は、さらに小さく、見た目は濡髪のほぼ3分の1くらい。清原武衡はちょっと役柄の大きさが足りなかったように思いましたけれど、義平次と濡髪は良かったと思います。

『太刀盗人』 明るくてとぼけたすっぱの九郎兵衛とわたしが勝手に思いこんでいる男女蔵さんのキャラ、そして真面目な田舎者万兵衛さんと亀寿さんのキャラが被っているように感じられて、お二人ともノビノビと演じられているようでとても楽しい演目でした。額の汗で一生懸命なさっているのは分かりますが、あまりの自然さに男女蔵さん本当に適当に踊っているんじゃないかと思うくらい(^^; オメちゃんの良さが100%発揮されていた演目だったのではないでしょうか。

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コメント

待ってましたあ!金丸座のご報告、楽しみにしていたんです♪
あの芝居小屋での「暫」は錦絵のようだったでしょうね。鉄人28号には受けちゃいましたけどsmile
私も一度はぜひ行ってみたいところです。
その他の演目のこともぜひ「たっぷりと」聞かせてくださいませねhappy01

投稿: mami | 2008年4月20日 07:59

私も、「待ってましたあ!」です。
あの大きな権五郎さんが、金丸座のキュウキュウな花道ではどうなるんだろう…と思っていたのですが、錦絵そのもの、だったのですね~。見上げるkirigirisu様を想像しちゃいました。東京タワー(海老蔵丈なら、エッフェル塔でしょうか?!)を足元から見上げているような?(笑)
そのほかの役者さんについてもレポしていただき、ありがとうございました~。

投稿: はなみずき | 2008年4月20日 08:47

mamiさん、こんばんは

よくまぁあんな衣裳というか意匠を考えてものですよね。素襖の袖をちょっとでも落とすとお客さんの頭をなぎ倒しちゃいそうでした。あの格好で鳥屋で待機しているときは身動きができなくて、すごく大変らしいです。

長時間座っているのは非常に苦痛ですけれど、あの小屋で見るお芝居は格別です。機会がありましたら、ぜひ、おでかけくださいませ。

投稿: kirigirisu | 2008年4月20日 20:49

はなみずきさん、こんばんは

今回のこんぴら歌舞伎は、いわば成田屋+菊五郎劇団でしたので、わたしとしては非常に嬉しい座組。菊十郎さんを初めとして、劇団の名題の役者さんや名題下の役者さんも大活躍でした。

椅子ではなくて座ってみているので、余計に見上げてしまう感じでした。手を伸ばせば触れるくらいの距離なんですが、権五郎を海老蔵さんがなさっているのは分かっていても、そこだけ時間(時代)がずれている感じで、とても不思議な感覚でした。

花道の幅が狭いので後見の升寿さんは、花道の外側に座っていらっしゃったようです。

思い出したら他の役者さんのことも加筆しますね(^^)

投稿: kirigirisu | 2008年4月20日 21:03

待ってましたぁ!

ってちょっと出遅れましたが(汗)

レポ、楽しく拝読しました。
海老蔵さんが花道に出てきた時の客席のどよめきが
聞こえてくるかのようでした。
鉄人28号の例えがうまい!

投稿: よんたん | 2008年4月21日 12:03

よんたんさん、こんにちは

揚幕から舞台に向かってノシノシと歩いてくる姿はまさに鉄人28号でございました(年がバレますがcoldsweats01)江戸時代にこういう衣裳を考えたっていうのはスゴイですよね。

人が中に入っていることと斬新なデザインからするとマジンガーZとかガンダムに負けず劣らずなんじゃないでしょうかしら?!(ガンダムは全然見ていません...(^^;)

投稿: kirigirisu | 2008年4月21日 12:43

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