« マジにヤバイ | トップページ | 2008年7月歌舞伎座公演情報 »

2008年5月 2日

2008年團菊祭@歌舞伎座 昼の部

本日、初日。團菊祭の昼の部行ってきました。昼一番は海老蔵さんの初役、碇知盛。無事お寝坊せずに間に合いました。というよりも、時間を間違えて家を出てしまったので、ちょっと早く着いてしまいましたcoldsweats01

『碇知盛』わたしの碇知盛のスタンダードは仁左さま。比較の対象にはならないし、比べるのも酷。ではあるのですが、銀平の出は、もうちょっと颯爽と歩いてこないと厚司が映えないとか、やっぱ男の(背中の)色気がちょいと足らないとか、白装束になったときがちょっと荒事風かな、などちらちらと頭をよぎってしまいました。色々気になることもありますが、仁左さまに次いで好きな知盛です。

仁左さまの知盛は、自分の思いを昇華させていて、最後の気力を振り絞って碇を体に巻き付けて、最後は安らかな気持ちになって飛び込んだのではないのかなという感じがしたのですが、海老蔵さんの知盛は、まだ、気力&体力が残っていそうで、さぞかし無念なんだろうな悔しいんだろうなと知盛さんに感情移入して見てしまいました。

後半は、若いせいもあるのかもしれませんが、あの壮絶なまでの衣裳と隈取りでの見得がなんとも美しく、滅び行くものの哀しさ、無念さ、憤りなどが混ざり合ってほとばしる感情が切ない。安徳天皇と最後の別れの横顔に思わずウルウルしてしました。これは、かぶりつきで見たい。もう一度見る予定にはしているのですが、1階後方の席。もっと前で見たい。なんとか時間を作りたい。作っちゃおうという気になっています。

典侍の局の魁春さんは、立ったり座ったりするときに着物の裾がとても優雅な動きをします。大物浦の場での十二単(?)のときも衣裳の流れと体の線がとてもきれいでした。どちらかというと個性の強いタイプの役者さんではありませんが、かえって、今回それが功を奏しているように感じました。

オマケ:入江丹蔵さんと相模五郎さん、魚尽くしのところで、曲げられた刀を直して入れようとしたところ、途中でひっかかってしまい、少し鞘をさげて再度やりなおし。2度目もやっぱり途中でひっかかってしまい、権十郎さんが無理矢理鞘に納めましたけれど、ちょっと余ってしまったようです(^^; 初日によくありがちなことですし、ベテランのお二人ですので、見ていて安心(^^)

『喜撰』 華やかで愉快な踊りの一幕。所化の小吉くんの隣りが同じ年くらいのなかなか可愛らしい子役さん。誰かと確認したら梅丸くんでした。小吉くんが両肩を抜いた着物を着ようとしてちょっとアクセクしていたら隣りのオメちゃんがさりげなくお世話していました。さすが一児の父ですね(^^)

『幡随長兵衛』 今月、めでたくも名題披露された市川新七さん改め4代目市川新十郎さんが舞台番でご出演。兄弟子の新蔵さんが本当に酔っぱらっているのかと思うくらい(笑)新十郎さんに思いっきり絡んでお祝い(?!) 劇中で、市蔵さんが新七さんが名題披露をされたことをご披露して、ご本人が一言ご挨拶。

ちなみに3代目新十郎さんは、9代目のお弟子さんで隈取りに詳しく、隈取りがとても上手だった方だそうですね。

席:3F2列目中央

|

« マジにヤバイ | トップページ | 2008年7月歌舞伎座公演情報 »

「歌舞伎」カテゴリの記事

コメント

kirigirisuさま
初日の速報レポありがとうございました。
仁左衛門さんの知盛、私も大好きなのですが、
kirigirisuさんがその仁左サマ知盛に次いで
お好きとおっしゃる海老蔵さんの知盛!
う~ん、やっぱり観たい~・・・でも行けな~い(涙)。
次なるご観劇のレポも楽しみにしています。


投稿: スキップ | 2008年5月 3日 06:23

私もkirigirisu様の初日レポ、ワクワクしながら拝読させて頂きました。「あ~早くみたぃぃぃっ!」と最後に叫びました(笑)。
新・新十郎丈の名題昇進、おめでたいですね! きっと名題昇進のお役に舞台番かな(舞台番だといいな♪)と思っていたので、予想的中、嬉しいです。新蔵丈との絡み(?)が早く拝見したいです。
私もまたのレポをお待ちしてまっす。

投稿: はなみずき | 2008年5月 3日 08:08

おおお、早速ご覧になったのですねhappy01。初日レポ、ありがとうございます。
私も碇知盛は仁左様ですが、海老ちゃんのもなかなか。お2人の知盛の最期の気持ちの違い、私も感じてきたいconfident

投稿: SwingingFujisan | 2008年5月 3日 11:25

スキップさん、こんにちは

ご存知のとおり、わたくしめは海老蔵さんが何をやっても好きなので(笑)、その辺は差し引いてくださいませね(^^;

海老蔵さんの知盛が5年後10年後にどう変化していくのか、スタートラインを見ることができたのはラッキーでした(^^) 恐らく持ち役になるだろうと思いますし、そう願っています。

投稿: kirigirisu | 2008年5月 3日 13:40

はなみずきさん、こんにちは

わたしも、新・新十郎さんの名題昇進のお役は舞台番だといいなと思っていたので、舞台にでていらっしゃったときは、思わずニッコリ(^^)v(筋書は写真が入ってから買うつもなので、詳しい配役が分からなかったのです)

緊張気味でちょっと硬くなっている新十郎さんがやりやすいようにと思われたのか、新蔵さん、かなり絡んでいましたよ(笑) 市蔵さんもさりげなく名題昇進を紹介されて、形式張ってのご紹介ではありませんでしたが、客席だけでなく舞台上の方々も祝ってくださって、イキで暖かな雰囲気でした。(^^) 

投稿: kirigirisu | 2008年5月 3日 13:56

SwingingFujisanさん、こんにちは

仁左さまの知盛の述懐の場面は、下からその気迫が登り立つような感じで、最後、覚悟を決め、すべて昇華して、海に飛び込んだという印象を受けました。海老蔵さんの知盛は、下からというよりも体全体に漂わせている感じで、最後に碇を体に巻き付けるところもまだその気持ちを残している印象でした。

昨日は、初役の初日でしたので、まだ、試行錯誤状態ではあると思います。日を追うごとにまた変わってくるでしょうから、それを見るのも楽しみです(^^)

投稿: kirigirisu | 2008年5月 3日 14:12

おぉ!初日に観劇ですか。
あつかったですね、知盛。
kirigirisuさんの書かれていたとおり、まだ力をふりしぼれそうな、悔しさを感じました。
今月、次にみるときが楽しみです。
そして、この先もずーっと楽しみ。

隣りのオメちゃん情報、ほーって微笑ましく読ませていただきました。男寅くんも並んでいたらよかったのになぁと思いました。

投稿: マイチィ☆ | 2008年5月 7日 23:26

マイチィ☆さん、こんにちは

船弁慶で霊になって出てくるのも分かるような知盛でしたね(^^;

あい、わたくしめもずぅ~っと見ますよ。海老蔵さんが還暦になる頃まで見るのが目標。長生きしなくっちゃ!!

投稿: kirigirisu | 2008年5月 8日 17:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21013/41070664

この記事へのトラックバック一覧です: 2008年團菊祭@歌舞伎座 昼の部:

« マジにヤバイ | トップページ | 2008年7月歌舞伎座公演情報 »