« 再びのNEWS ZERO | トップページ | 新皿屋舗月雨暈@国立劇場(3月花形歌舞伎) »

2009年1月16日

初春花形歌舞伎@演舞場 昼の部(1/16)

Ennbujyou 一昨日の国立を含めて、予定よりも一週間遅れで、今日、演舞場の昼の部に行ってきました。ちょうど運良く、舞台写真が出ていました。海老蔵さんのは10枚。NO.1~NO.10。内訳は、

  1. 1. 口上
  2. 2~4権太(最初の出、善太郎とのツーショット、すし桶を抱えた見得の横顔)
  3. 5~6お祭り
  4. 7.七つ面(素顔+お猿さんのお面)
  5. 8~9弁天小僧(浜松屋と大屋根の上)
  6. 10.青砥左衛門

新十郎さんも6枚出ていました。梶原の臣が2枚に浜松屋の番頭さんが4枚(だったと思います)。

噂に違わず、いがみの権太が良かったです(^^)v

『二人三番叟』以前に染五郎さんと亀治郎さんのお二人の三番叟を見ましたが、それとは違い後半はちょっとコミカルな動きがあってお正月らしく楽しい踊りでした。踊りに疲れてお扇子であおいだり、橋掛かりに寄っかかったり、お幕の中に引っ込みそうになったりと。あれは踊っている方達のかなわぬ願望なんでしょうか(笑)楽しい踊りでしたけれど、前半の鼓がなんだかどうも...気の抜けたサイダーのような感じというかなんていうか...ストライクゾーンがずれているというか...聞いていてちょっとつらかったです。

『口上』幕が開くと緋毛氈の上に平伏した海老蔵さん。まずは、ご挨拶と仕初式の説明。睨まれると「今年一年風邪をひかない」という説明に客席から思わず笑いが。その後、右之助さんが赤い袱紗がかけられた三宝を持って登場し、その三宝を海老蔵さんの前に置きます。赤い袱紗は白い文字で「大入」。三宝に赤白の紐に結ばれた巻紙が乗っています。その巻紙には今月の演舞場の演目が書かれていて海老蔵さんが読み上げます。読み上げるまえに、ちょっとわざとらしい「えっへん」(^^) その後睨みに入ります。片袖を脱いだ海老蔵さんの姿に客席からどよめきが。柿色の裃と黒の小袖と片袖緋色の襦袢姿の海老蔵さんはまるで錦絵の様です。

海老蔵さんの睨みは襲名以来。風邪をひかないように睨んでいただこうと思いながらも今日は3階席。一番前の席でしたので障害物がないから大丈夫かな(^^)

『木の実・小金吾討死・すし屋』 大御所の方々にはない、海老蔵さんの等身大のちんぴら権太がとても魅力的。もう、出てきたときから一見してこずるそうで信用できない感じ(笑) ちと育ち過ぎのような感もある前髪姿の小金吾(前髪ですが実際は20才くらいだそうですね)とのやりとりも抜け目なさそうでいかにも悪そう(^^; 刀を抜こうとする小金吾を足で押さえる所はなんと言って良いか。ああいう色気は海老蔵さん独特のものでしょう。小金吾は、必死さと悲壮感があって、途中からはあまり身体の大きさを感じなくなりました。(縄の上に横たわった立ち廻りでは、かなり重そうでしたが(^^;)今まで見た段治郎さん、と言ってもそんなに見てはいませんが、わたしとしては小金吾が一番好きかもしれません。

すし屋の場面では、騙されるかと思いながらもつい息子の言いなりになる甘い母親。それにつけいる権太。お母さんを騙そうとする権太の一挙一動に、客席は「近所のワルガキにはホント困ったもんだ」という感じで身近な存在として見ているようでした。すし桶を間違って持って行くところでは「あぁ~(違うよぉ)」という声が(^^) 刀をお腹に刺したままの最後の場面は大熱演でした。最後の最後までギラギラした目でしたが幕切れの目が閉じられたときの安らかで清らかな顔はまるで御仏のよう。ここはお見逃しなきよう。必見です。目を大きく開けたときの荒々しさと閉じたときの清らかさの対比も海老蔵さんならではかと思います。

これで、義経千本桜の知盛、忠信、いがみの権太の三役を手がけたことになります。将来、通しで見る機会があることは間違いなさそうですが、わたしとしては、知盛(&銀平)が一番好きなので、このお役をなんとか頑張っていただきたいと思っています。近い将来の希望としては、さよなら公演で、仁左衛門さんの権太と海老蔵さんの小金吾で『木の実・小金吾討死・すし屋』が見たい。やってくださらないかしら...

『お祭り』清元が相変わらず合わないことなどあまり気にならないほど、にぎやかにあでやかに花形役者さんが勢揃い。短い時間でしたけれど、お正月の昼の部の打ち出しとして相応しい一幕でした。最後に手ぬぐいがまかれましたが、今日は、海老蔵さんが3階席をめがけて上手、下手にそれぞれ一つずつ投げてくれましたので、3階は騒然。受け取った幸運な方には、素敵なお年玉でしたね。(^^)

帰宅して母親に今日の舞台の話をしていたとき、母親の「あら、今日は3階だったの? また行くつもりなのね」との鋭い指摘に「ギクッ」(^^;  一週間予定がずれたので、まだ歌舞伎座まで到達していないので、どうなることやら...

|

« 再びのNEWS ZERO | トップページ | 新皿屋舗月雨暈@国立劇場(3月花形歌舞伎) »

「歌舞伎」カテゴリの記事

コメント

>目を大きく開けたときの荒々しさと閉じたときの清らかさの対比も海老蔵さんならではかと思います。

激しく同感!! あれは海老蔵さんにしかない魅力だと思います。
仁左様との共演、見たいです(勧進帳でもいいな)。

海老ちゃんの写真、4枚買ってしまいました(^^) お財布、苦しがっています (^-^;

投稿: SwingingFujisan | 2009年1月18日 20:23

SwingingFujisanさん、こんにちは

仁左様権太にキリキリする海老小金吾。
想像(妄想?!)しただけでもheart02heart04
この配役は、そんなに難しい注文ではないと
思うので、なんとか実現して欲しいものです。

わたしも4枚買っちゃいました。
お財布は七転八倒してますcoldsweats01

投稿: kirigirisu | 2009年1月19日 15:12

こんにちは。ようやくみてきました。なんかすごかったです。
目を閉じるところまでがっしり双眼鏡で見ました!
本日は三階まで手ぬぐいが届かず、悔しそうでした。wink

投稿: urasimaru | 2009年1月19日 19:46

urasimaruさん、こんばんは

最後の最後。幕が締まる間際に目を閉じるところが
素敵ですよねheart04
わたしが見た日は、3階の奥まで届いていましたけれど、
投げ方になんかコツがあるんでしょうかしら(^^)

投稿: kirigirisu | 2009年1月20日 19:20

確かに三番叟登場までは、ちょっとぼんやりしました・・・
翁・三番叟は、能楽のあの重々しい感じがたまらないので。歌舞伎にはもっともっとと期待します。
海老蔵さん、お祭りで3階まで投げてらっしゃるの!?確かめにいかなくっちゃ!(行きます) すごーい。
若手のご子息連中が出演されていましたら、みんな競って3階に投げそうだわ、と思いました。

投稿: マイチィ☆ | 2009年1月21日 00:13

マイチィ☆さん、こんにちは

海老蔵さん、3階めがけて投げてますわよ。
ぜひ、また、ご覧になってね。
わたしは、がんどう返しの大屋根から
海老弁天がすべり落ちないかどうか
確かめに行ってます(^^)

投稿: kirigirisu | 2009年1月21日 16:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21013/43757159

この記事へのトラックバック一覧です: 初春花形歌舞伎@演舞場 昼の部(1/16):

« 再びのNEWS ZERO | トップページ | 新皿屋舗月雨暈@国立劇場(3月花形歌舞伎) »