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2009年4月 9日

第8回能楽現在形(4/8)

「花よりも花の如く」の影響も多分にあるけれど、元禄忠臣蔵の御浜御殿での綱豊卿の装束に心惹かれ一度見てみたかった「望月」。これまでに3~4回チャンスはあったもののスケジュールが合わずに泣く泣く断念。やっと念願かなって見ることに。それも三流派(観世、宝生、喜多)連続(^^) お知らせをもらってからず~っと楽しみにしていました。

にもかかわらず、昨日、途中爆睡したわたくしcoldsweats01  土曜日は心して見なくては(^^;  とにもかくにも初めて見たもので、最初、片山清司さんが橋がかりに登場されたときに「あれ?宝生欣哉さんじゃないよね?」と頭の中が一瞬???名乗りはじめてやっと気が付きました(恥) おシテは直面でしたのね(^^; このお能、面を着けているのはツレの安田友治の妻のみ。 

宝生閑さんの「幻視の座」によると、観世流の場合は、仇討ちの場面はリアルにやらずにワキがすっと立って笠を残し切り戸から消えて、シテと子方は笠を刺して仇討ちの姿を示すけれど、「古式」の小書きが付くと刀で刺す場面をリアルにやるとのことでした。今回「古式」で、シテと子方が刀を抜いて刺そうとするときにワキがすっと消えて、その後に笠を刺していたようです。

古式ということで、シテは長袴を履いて獅子を舞いましたが、これはかなり大変そう。橋掛かりからお幕に引き上げる片山清司さんのお顔がかなり紅潮されていました。お能の場合、動き回った後に急激に止まることが多いですが、息を上げずにいるのってものすごいことだろうなと、いつも思います。

今回の子方の方は、大人に混じって演じてもひけをとらないくらい堂々としていてなかなか風格がありました。アイの萬斎さんが着ていた裃の鬼瓦の模様がとてもユーモラスでデザイン的にも面白かったです。ツレの安田友治の妻の緑色の濃淡の装束も上品な色合いで素敵でした。後の2回は、どう違うのか目をぱっちりと見開いて見届けたいと思います。(大丈夫かなぁ~(^^;)

最初の一調の途中から、野村四郎さんの手が小刻みに震えてきて、そのうち肘のあたりからブルブルしてきたので、どうかなさったのかしら、大丈夫なのかしらとものすごく気になってしまいました。気になると余計にそちらに目がいってしまって気もそぞろ。望月で後見で出ていらっしゃったときには普通でしたので一安心しました。お能に詳しい方のブログによると、そういうクセがある方だそうですが、初めて見たのでびっくり。

一調    願書 
謡   野村四郎 
大鼓  亀井広忠

狂言小舞   住吉 
シテ 野村萬斎
地謡 野村万作、深田博治、高野和憲

一調一管    豊後下リ端
笛   一噌幸弘 
太鼓  観世元伯

望月 古式
シテ   小澤刑部友房   片山清司
ツレ  安田友治の妻   梅若晋矢
子方  花若         小早川康充
ワキ  望月秋長      殿田謙吉
アイ   望月の下人     野村萬斎

大鼓 亀井広忠
小鼓 吉阪一郎
笛   一噌幸弘
太鼓 観世元伯

後見 野村四郎、味方玄、浅見慈一

地謡 観世銕之丞、観世喜正、清水寛二、西村高夫、馬野正基、長山桂三、谷本健吾、観世淳夫

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