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2010年1月15日

旭輝黄金鯱@国立劇場 1/13

201001131353001_3 お正月らしい催しがある日に行けばよいのだけれど、日にちがあわず。ぐずぐずしていると行きそびれてしまうので、思い立ったが吉日で、行ってきました。

菊五郎さんが乗った大凧が客席の下手後方から舞台上手へと降りるそうなので、お正月でもあることですし、ちょっと奮発して2階前方中央の席。ちょうど大凧が目の前を横切るような感じで見ることができて眼福。

寝不足というワケではないのだけれど、この日は結構落ちてしまった(^^;; が、大詰めの劇団ならではのサービス一杯の趣向は大いに笑わせてもらった。「北千住観音」のバージョンアップ版?の「金鯱観音」の劇団のチームワーク振り はお見事。ただ、上から見ると少々ネタバレなので、これは一階の正面から見た方が良かったかもしれない。

下手後方で係の方が大凧をリモコンのようなもので操作しているのが目に入った。菊五郎さんはちょっと緊張した面持ちのよう。速度はゆっくりではあったけれど、舞台上手で大凧から降りるときに、腰に結わえた縄一本で固定されているだけなのにはびっくり(@@)

奉納金を盗んだとの疑いをかけられた万斎(菊之助さん)に金太夫(菊五郎さん)
と大黒戎太夫(團蔵さん)にあれこれといたぶられる場面で、團蔵さん「...そんなだから、あのエビに先を越されるんだ」。この台詞の後にホンの一瞬間があって、その後観客席からはヤンヤの拍手と笑い。すかさず、菊五郎さんが「エ○男」(芝居とはいえ、息子に面と向かってそんなこというなんて(笑))その後の、團蔵さん「親の顔が見たい」には大笑いした。この辺はアドリブなのか、ちゃんと台詞があるのかは分からないけれど、團蔵さんの口調は半分本気が入っていたかも(笑)

本水を使っての鯱つかみ(?)は、一番のお気に入り。滝の中から菊之助さんが金鯱に乗って登場する場面は、とても美しく、思わず「おぉ~」と声が出てしまった。昨年の石川五右衛門でも金鯱つかみの大立ち廻りがあったけれど、五右衛門の方は海老蔵さんの身体能力をフルに活かした立ち廻り。こちらは、水の音と黒御簾の太鼓の演奏を効果的に使って、菊之助さんらしい華やかな立ち回りとなった。後方の滝のヨコから勢いよく出る水が音だけでなく、視覚的にも力強さを感じさせ舞台効果を上げていたと思う。

201001141944000_2 国立劇場のオリジナルグッズ黒衣ちゃんのストレスリリーサー。可愛いのでおみやげに買ってしまった。握りつぶさなくても見ているだけでもいい感じ。もうちょっと小さければ携帯に付けてもいいのだけれど...

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コメント

初めまして。
歌舞伎に急にハマってまだ9カ月、でもガツガツ40公演以上足を運んでます。
いつも楽しくブログを拝見、参考にさせて頂いてます、有難うございます。

私は4日(8列50番)に行きましたが「エビに先を越される」のくだりで思わず菊之助さんが顔を緩めていました。今回は如何でしたか?

私はその菊之助さんの一瞬の表情から、あれ?もしやアドリブ?と思ってしまったのですけど。その日も「親の顔が見たい」とやはり笑いを取っていましたよ。

黒衣ちゃん、
ちょっと大きくて微妙なサイズなんですよねー
んーでもどうするんだ~?と思い買いそびれましたがやっぱり欲しくなりましたhappy01

投稿: おん | 2010年1月15日 19:55

おんさん、初めまして
コメントありがとうございました。

「...だから、あのエビに先を越されるんだ」という台詞は、もしかしたら、初日あたりから毎日言われているのかもしれませんね。台詞は團蔵さんが言っていますが、菊五郎さんの気持ちを代弁しているのでしょうか(笑)

お客さんの反応に、菊之助さんは、笑いをこらえているような、言い返せなくてちょっと悔しそうな、そんな表情にお見受けしました。舞台上で、衆人環視の中、「早く結婚しろ」とお父さんから毎日ハッパをかけられているようなものですねhappy01

黒衣ちゃん、可愛いので触っていたら、売り場のオバさんに勧められて、つい買っちゃいました。

大したことは書いてませんが、今後とも、よろしくお願いいたします。

投稿: kirigirisu | 2010年1月15日 23:59

團蔵さんのアドリブは、はじめの何日かは日替わりのようでしたが、今は「エビに先を越される」で落ち着いているみたいですね。初日は菊ちゃん、マジで笑いを堪えていましたsmile
「親の顔が見てみたい」は、台本では金助のセリフになっていました。「この色魔野郎め」に続いてそう言うことになっています。実際の舞台ではセリフを團蔵さんと菊五郎さんとで分けたんですねsmile
鯱と闘う菊之助さんの体がとてもきれいでしたね。ああ、菊ちゃんも男なんだわ、と変に感心しちゃいました。
2階前方センターは大凧を見るのにベストなポジションでよかったですね!! 私もせっかくの2階席でしたのでもう少し前がほしかったわ~(空席が目立っていたのに)。
黒衣ちゃん、kirigirisu様のそばにもいると思うと嬉しいです。

投稿: SwingingFujisan | 2010年1月16日 08:17

>團蔵さんのアドリブは、はじめの何日かは日替わりのようでした

そうでしたか。「エビに先を越される」の方が、お客さんの食いつきが良いのかもしれませんねhappy01 それに、毎日聞かされれば、菊ちゃんもその気になるかもしれないし(^^)

「この色魔野郎め」のところは、菊五郎さん、直接的に「エ○男」とおっしゃってました(笑)

滝の中から金鯱に乗って出てきたときは、本当に綺麗なんで思わず見とれてしまいました。立ち廻りは、力わざオンリーではなく、どこか少年ぽさもあって、菊ちゃんの魅力全開でしたね。

投稿: kirigirisu | 2010年1月16日 22:34

こんにちわ 2度目の投稿です。
国立劇場13日に観劇しました。お正月公演としては楽しくて、面白くて菊五郎のサービス精神に感謝しますと言うところでしょうか。若さっていいですね。菊之助の色香漂う最後の場面は見とれてしまいました
最後のカーテンコールのような場面では菊之助の胸がバクバク波打って、肩を上下させて呼吸しているのを見た時には思わずご苦労様と言いたくなりました
でも菊五郎の発掘物ってどうして一回だけの上演なんでしょうね。セットが勿体無いような!

投稿: poohsan | 2010年1月17日 16:53

だいぶご無沙汰になっており失礼致しました! 今年も宜しくお願い申し上げます。一時期お仕事がお忙しそうで、余所ながら心配申し上げておりましたが、初春歌舞伎のレポ連投、嬉しく拝読しております!!

私も大凧の宙乗り、安全ベルトがあの綱一本に驚きでした!(舞台中継のインタビューではたしか、「ベルト」だと、外すときにカチっと音がしてしまうので、却下になったとおっしゃっていたような…。) しかも、途中で回転したり、上下したり、スゴイですよね。2階正面席、これは前方席よりベストポジションでしたねっ!

投稿: はなみずき | 2010年1月17日 19:39

poohsanさん、こちらにもコメントありがとうございました。

菊五郎さんのいつもながらのサービス精神一杯の舞台は、本当に楽しいですね。菊五郎さんの復活モノのとして「児雷也豪傑譚話」は再演を重ねていますが、国立劇場でのお正月公演は再演されていないようですね。理由はよく分かりませんが、これまでに埋もれてしまったものを数多く復活させたいという意図もあるのかなという気もします。

投稿: kirigirisu | 2010年1月18日 16:23

はなみずきさん、こんにちは
ご無沙汰はお互いさまでございます(^^;
今年もどうぞよろしくお願いします。

「ベルト」ですと興をそがれてしまうから「綱」にしたというのはスゴイことですね(@@)菊五郎さんが正にからだを張っての奮闘には頭がさがります。

投稿: kirigirisu | 2010年1月18日 16:38

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